2020年6月19日金曜日

始皇帝と金期気(きんごき) 25

 はてなブログからのつづき

 公式行事の恍惚死宴会というのは、色地獄に落ち込んで悶え抜き、もうそれ以外には生きようもなくなってしまっている異常性欲者たち、彼らを調整するために特別設定されているもので、恍惚死するまで性欲を追求をする宴会なのである。
 旧体制宇宙の三分の一は色地獄宇宙であり、その調整をすることは非常に難しい課題となっているのであるが、色地獄のヘドロの中でうごめいているメンバー達を正常化させるために、幸福死宴会、自由死宴会、恍惚死宴会(三組)の三つを抱き合わせにした特別調整が、佐田に対する負債エネルギーで行われることになっている。つまりその宇宙では色狂いしている三分の二がのさばっているため、正統派の三分の一には幸せはなく、自由もないのである。
 そうした宇宙の調整をするために、佐田の特別調整宴会が毎日催されているのであるが、そこでは死にながらの宴会をするのである。幸せになるために、自由になるために、そして恍惚死をするためにである。その恍惚死するための宴会担当として、金柑が抜擢されたのであった。そして仲間の五十名と共に、公式行事の担当メンバーとして働くことになっていったのであった。

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