2014年5月7日水曜日

秘密儀軌ツアー 七ー5ーf

 前のツアーeのウェブリブログ(ビッグローブで、徳川家康公には白本尊と黒本尊の思想があり、白が安国、黒が戦争を守護する存在として、表と裏に二体を御本尊として置いた、それが増上寺にある安国殿の阿弥陀如来の念持仏であるということを書いた。家康公は黒く変色した念持仏を裏側に、金箔の念持仏を表側にして祭って天下を治めようとしたのだろう。
 それはそれでいいのであるが、如来とは本来女性が成仏した存在で、元々の男の仏とは立場が違う。男の場合は阿弥陀仏にはならず、地蔵仏となるからである。白と黒を言うなら、男と女で合わせなくてはなるまい。その場合、白は男、黒が女となってしまうのである。なぜなら女は魔的な存在として作られているからである。
 この問題は創造段階での作り間違いのくわしい説明が必要なのだけれども、女は男にならなければ悟れないという思想は、そこまで遡るものだと思われる。阿弥陀如来はヒツジヒメ系になるわけであるが、宇宙の中心にある旧体制の代表部には、盟主はじめ大神(オオクニヌシの背後の魔神界に、口の避けた本来のヒツジヒメ魔神大神が控えていて、行政府の長として宇宙を司っている。黒本尊というのはこの女性のことなのである。
 表は男の仏、地蔵仏(クニトコタチで、阿弥陀如来より格下である。白本尊と言うならこちらで、安国を説くならお地蔵さんでなくてはならなかった。黒本尊は魔神の戦の神で、世界を支配するヘビ女、そして世界を操るクモ女なのである。それでは具合が悪いので、男に成仏させて阿弥陀如来とし、戦争を守護させているのであろうが、それでは仏界裏の妖怪神から暗黒と言われても仕方がないのではあるまいか。男の地蔵仏がおられないのだから。子供地蔵は安国殿脇にわんさとあるが。
 世界が黒く染まっていく背景にあるのは、そうしたものの影響ではないかと今までは考えていたのであるが、ここにきてどうもそれだけではないように思われ始めた。そのことの件については、次のgのヤフーのブログで語ることにしよう。

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