五巡目の五
エキサイトブログからのつづき
ニュージーランドからナポレオンを救い出したあと、彼の拠点探しが改めて検討されることになり、各地の担当者の意見交換と現場調整が進められていった。普通の拠点ではとても扱えないので、仕組みの戦士で構成されている赤城山がふさわしいのではないかとの意見に傾くのだったが、赤城山は四十九日の施設はないので無理だということになった。
それでは富士山のどこかに置くしかないが、佐田がいないことにはどうにもならないということで困っていたところ、佐田の私有地で預かろうということになった。河口湖の浅間神社の裏の山の手に、以前からの佐田の幽界の私有地が残されていたし、そこでは四十九日の扱いもできるということだったので、やっとそちらで再調整されることになっていったのだった。
そうしてナポレオンの新しい拠点が決定され、下から上まで二十五段階の導師と、総合先導役の佐田が二十六番目の導師として正式に付くことが要請された。そして落ちたミタマのレベルを上げるための再調整が赤城山で行われることになった。滝行と剣術、そして読書会の三つで構成された特別調整であった。
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