2024年5月2日木曜日

高杉晋作神行 二十四

 Seesaaブログからのつづき

 十五日目から十九日目の初めまでは水星のみであった。なぜ毎日水星に通わなくてはならなかったかについては、今までの伏魔殿側の水星と、新しい仕組みの水星の違いに戸惑いが大きかったからである。熊野の案内役は自分たちの世界には自分が神レベルであることもあって、堂々と得意げに案内していたが、仕組み側の水星には入れないばかりか、エネルギーの違いから狂ってしまって、訳がわからなくなるらしかった。
 三条正子のほうはミタマが七合目まで上がっていたこともあって、最初は明治の案内役に従って物珍しそうに巡っていたが、熊野の案内役がおかしくなって外に飛び出してしまったり、天皇家神界とか三嶋大社の神官たちとかが引き留めたり、引っ掻き回したりするため、自分もおかしくなってしまい、そのことから仕組み側の水星が信用できなくなっていったらしい。
 それで何度も出かけなくてはならなかったし、レベルも落ちていくことになってしまったのだった。

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2024年4月25日木曜日

高杉晋作神行 十七

  Seesaaブログからのつづき

 十日目は木星の衛星イオ、この星は仏教系、道教系、神仙界系などの伏魔殿側の極楽、桃源郷である。三嶋大社の勤務地にいた頃には、三条正子はそちらには出かけたことがあるとのことで、四十九日に取り組んで自分が変化している状況下で、その世界がどう変化しているのかに関心があったとのことである。その思いを胸に抱いての見学は、やはり中に入ることにはならず、特設領域での確認であったとのこと。
 熊野の方は堂々と中に入って行かれたそうであるが、明治の方はおぞましいものを見るようにして、正子をとめたのだそうである。自分としても以前とは違う中の世界を驚きをもって眺めるしかなく、その変化が逆に違和感となっていき、果たしてそれが正しいものであるかどうかの判断に迷うのだった。
 とにかく天皇家神界での生活は、レベルの高い、女の神官としてはトップの地位にあって、男のトップと並び立っていた自分、その自分が崩壊していく恐れ、地位を失いそうになっている自分が不安でならなかったとのこと。しかし三嶋大社では逆にミタマのレベルが上がれば、伏魔殿側の対応にも違いが出るとのことで、そちらにはそちらの思惑もあるようであった。三嶋大社の男の神官は、自分より格上になっていく女の神官におののいていたとのことではあるが。

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2024年4月18日木曜日

高杉晋作神行 十

  Seesaaブログからのつづき

 四月十日(水)のことであったが、四十九日を始めるにあたって、世間に戻るための滝行をすることになった。朝五時から白糸の滝で行われることになったが、水行は神社でしたことはあっても滝行は初めてということで、かなり緊張した様子であったという。
 二度ほどためらっていると、四十九日の案内役である那智の滝の神官の老婆(七十八才)に怒鳴られて、やっとの思いで三度目に入ったとのこと。その時正子老婆の身体から三十体ほどの神社系の憑き物が落ちたと言う。
 佐田は最初からあまり厳しい指導はしないでほしい、次の日からは昼の暖かい時間にしてほしいと要望することになった。厳し過ぎで投げ出されても困るからであった。そして四十九日の最初の星海王星へと向かっていったのだった。

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2024年4月10日水曜日

高杉晋作神行 三

  Seesaaブログからのつづき

 前段 三

 探し当てた次の日に、セット女さんが富士山に呼び出されたのであるが、気位の高い方で簡単にはこちらの言うことを聞いてはもらえなかった。高杉晋作の場合もそうであったが、三条正子の場合はもっとひどくて、伏魔殿からの妨害がすさまじかった。脇から佐田を殺せの呼びかけが何度もなされ、それがあまりにもうるさいので「お前がやれ」と呼び掛けている者に向かってこちらが返答すると、相手方がひっくり返ってしまうのだった。
 そういう状況の中での朝方の公式行事のおり、三条正子の態度があまりにもひどいので、富士山のつぬぶて山のメンバーの総意で彼女の首がはねられるという事件が起こった。佐田が指示したわけではなかったが、彼女も佐田を殺せとわめいていたとのことであった。それは彼女本人のものではなく、中にモルガナが入り込んでわめかせていたことが判明してからのことであった。そして、彼女の死体は一日処理室で寝かされることになっていった。

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2024年3月23日土曜日

始皇帝と金期気 179

  はてなブログからのつづき

 金期気大神による、イスラエルの夢神行二段目(御陵神行)
 六十五番 後一條天皇御陵

 謹みまして申し上げます。
 後一條天皇御陵に金期気大神お出ましになられまして、イスラエルの夢神行お務めをいただきました。お立ち会い致しましてご報告申し上げます。仕組みメンバーでございます。
 金期気大神、お出迎え致しました神々と共に私共にご挨拶いただきました。ご神行重ねますほどに日本国の底力知り得るのでございます。私共も同意のご挨拶致しまして、御神座へお勧め致しました。
 御神座は後一條天皇御陵中心に高くしつらえいただきまして、金期気大神お定まりなられましてご自神の調整に入られました。しばらくののち正礼致しまして、ご神行に入られます態勢整えられまして、祈り深められますほどに生じますみ光変化致しまして、ご神行修められました時、後一條天皇御陵にイスラエルの夢神行成就致しました。み印(しるし)の極みのみ光生じました。ご確認致しまして申し上げます。
                     仕組みメンバー
 佐田靖治御大師
                  神行日 令和六年三月二十一日

                      仲介者 小野恵里子
                      審判者 佐田靖治

佐田の確認

神行の成功率   七十八パーセント
お言葉の信用度  二パーセント

佐田の観想  後一條天皇は大元系、七パーセントを残して
       まだ仕組み潰しをしておられるそうである。

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2024年2月4日日曜日

始皇帝と金期気 172

 はてなブログからのつづき

 金期気大神による、イスラエルの夢神行二段目(御陵神行)
 五十八番 朱雀天皇御陵

 謹みまして申し上げます。
 朱雀天皇御陵に金期気大神お出ましになられまして、イスラエルの夢神行お務めをいただきました。お立ち会い致しましてご報告申し上げます。仕組みメンバーでございます。
 金期気大神私共にご挨拶いただきました。お出迎え致しましたたくさんの神々の先達のもと、優美な行着お進みになられますたびに揺らめきます様子が、これよりお務め致します夢神行への期待湧き上がりました。御神座へとお勧め致しまして、私共も共に致しました。
 幾つもの神門を越えました奥に大きくしつらえられました御神座にお定まりなられますと、ご自神の調整致しまして正礼致しました。祈りに入られますと生じますみ光緩やかに変化致しまして、長いご神行修められました時、朱雀天皇御陵にイスラエルの夢神行成就致しました。み印(しるし)の極みのみ光生じました。ご確認致しまして申し上げます。
                     仕組みメンバー
 佐田靖治御大師
                  神行日 令和六年二月一日

                      仲介者 小野恵里子
                      審判者 佐田靖治

佐田の確認

神行の成功率   七十八パーセント
お言葉の信用度  二パーセント

佐田の観想  朱雀天皇は元宇宙系、役目は完全に終えておられるとのことです。

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2024年2月2日金曜日

ラブクラフトとは何者か? 二十五

 Seesaaブログからのつづき

  先行した北欧神話組の場合はもう星の七合目あたりまで上がっていて、みんなで仕組み働きに取り組んでいるため、埋められても落ちずにすんでいるようである。佐田のバアヤとジイヤ職に就いてもいるので、そこらあたりはロシア組より有利ということにはなるのだろう。だからといってロシア組をジイヤ、バアヤにする気には現状ではならない。なぜなのだろう?
 埋まっているブラバツキーの名前の方(ヘレナ)をヒツジヒメということにして、そちらを佐田のバアヤ職に就けることには気持ちが動くので、そちらに働きかけてみたところ、やってみるという返事。さっそくバアヤにしてみたところ、あっという間にヒツジヒメが出現した。姿は似て非なる七十二才の老婆で、かなりの美貌の持ち主である。若ければフレイアと並べても遜色ないほどだと書こうとしたら、恐ろしい剣幕で当のフレイアが出て来たので、急遽バアヤに戻ってもらうことにした。
 今回で終わりにしようと思っていたのであるが、とんだ茶番劇が始まってしまったので、もう少し頑張ってみることにしよう。女サイクルに入って来ているので、頭が駄目になりそうだけれども。

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