六回目
gooブログからのつづき
ジョージ王子の身体のほうは元宇宙の一般レベルのものであって、アーサー王のものではない。もっとも陰からエネルギーレベルでいろいろな小細工を仕掛けることは可能で、ドルイドを含む伏魔殿側はそうした工作をし続けて止まない。しかしそうした操作には滑稽な何物かが混ざってしまうので、簡単にそのごまかしが見えてしまう。
その一つに二十世紀の世紀末に、イエス・キリストの生まれ変わりと称して出現したマイトレーヤーが、再びアーサー王の生まれ変わりとして出現しようとしているのである。マイトレーヤーというのは未来仏の弥勒菩薩のことであり、そうした大役をこなさなければ仏にはなれないのであろう。
側から見ると、そうした設定は馬鹿げたものでしかないのであるが、だまされる者の多さは仕組み活動の比ではない。それは世界のすべての宗教がまがいものでしかないことと同一である。マイトレーヤーはコトシロヌシ系であって、イエス・キリストの父神やアーサー王のオオクニヌシにはなれない。にもかかわらずそれをやろうとするのは、彼が無限に繋がるミタマ担当のコトシロヌシで、宇宙をコントロールする無限機対応のロボットだからであろう。変身は英国魔術の得意技なのだからなおさらのことである。
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